2012-07-27

能❖日本の伝統芸能【日本通tv】


ここでは、日本の伝統芸能「能」の映像をご覧いただきます。
【撮影協力:代々木能舞台】http://www.yoyoginoubutai.com/

歌舞伎と同じように人気を誇る日本の伝統芸能、「能」ですが、
一番の特徴は「能面」と呼ばれるお面をつけて演舞することです。

演目は「石橋」です。2012年5月25日に行われた、
「代々木果迢会 五月定例公演」の模様をダイジェストでお届けします。

==============================
大江定基は出家し寂昭法師と名を変えて入唐。
やがて清涼山に至り、かの「石橋」を目前にする。
橋を渡れば、先は「文殊菩薩」の浄土である。

すると、一人の童子が法師の前に現れた。
童子は、この「石橋」は修行した人間でも容易に渡れる橋ではない、
ゆえに思いとどまれ、と法師を促す。

童子は、この場にて待つならば浄土の様子を見せてやろうと言い残して姿を消した。
==============================

前場と後場をつなぐ役割として、「間狂言」が行われます。
登場人物の紹介や、舞台展開の説明などをします。

獅子の登場楽である「乱序」が奏でられ、
力強い序曲の後に静寂な太鼓と小太鼓による「露の手」が続いて演奏される。
そして再び、激しい「出の乱序」となり、文殊菩薩の使いである獅子が現れる。

獅子は牡丹の花に戯れ、互いに舞い遊び、
「獅子王の勢い靡かぬ草木もなき時なれや万歳千秋と・・」
舞い納めて獅子の座に着いて終える